MCP サーバーの使い方 (技術者向け)
PRING の MCP サーバーにつなぐと、Claude などの AI エージェントに「今月の請求書をまとめて出して」と頼むだけで、kintone のレコードから PRING のテンプレートで帳票を作り、ファイルのリンクを受け取れます。インストールは要らず、接続の設定 (URL と API キー) を 1 回書くだけです。認証・権限・上限は公開 API と同じです。
MCP サーバーは Pro プランで利用できます。
前提
- Pro プランで契約していること。
- 設定画面の「自動化と連携」の「API」タブで、API キーを発行していること。スコープは、できることに合わせて選びます (帳票を作って受け取るなら
renderとfiles:read、レコードを登録するならrecords:writeも)。発行のしかたは 公開 API の使い方 にあります。 - 使うアプリごとに、「API」タブで kintone の API トークン を登録していること。
接続の設定
接続先の URL は https://api.pring.tech/mcp です。キーは Authorization: Bearer のヘッダーで渡します。キーを URL に入れないでください。
Claude Code
claude mcp add --transport http pring https://api.pring.tech/mcp --header "Authorization: Bearer prk_live_xxxxxxxx"
Claude Desktop
設定ファイル (claude_desktop_config.json) の mcpServers に足します。
{
"mcpServers": {
"pring": {
"type": "http",
"url": "https://api.pring.tech/mcp",
"headers": { "Authorization": "Bearer prk_live_xxxxxxxx" }
}
}
}
Cursor
.cursor/mcp.json (プロジェクト) か、ホームの ~/.cursor/mcp.json に足します。
{
"mcpServers": {
"pring": {
"type": "http",
"url": "https://api.pring.tech/mcp",
"headers": { "Authorization": "Bearer prk_live_xxxxxxxx" }
}
}
}
設定ファイルにキーを書くときは、ほかの人と共有するリポジトリに入れないでください。キーの扱いは 公開 API の使い方の「キーの保管」 と同じです。
できること (例)
| 頼み方 | AI エージェントがすること |
|---|---|
| 「今月の請求書をまとめて出して」 | 今月の日付で kintone のクエリを組み、bulk_render で一括の帳票を作り、get_job で終わるのを待って ZIP のリンクを返す |
| 「レコード 101 の見積書を PDF で」 | list_templates でテンプレートを確かめ、render で 1 件の PDF を作り、リンクを返す |
| 「この内容で発注書を登録して PDF にして」 | describe_template で入れる欄を確かめ、register_and_render で kintone にレコードを登録して PDF まで作る |
tools
| tool | 引数 | 返すもの | スコープ |
|---|---|---|---|
list_apps |
なし | PRING を入れたアプリと、そのテンプレート | どれでも |
list_templates |
app |
そのアプリのテンプレート (ID・名前・形式) | どれでも |
describe_template |
app, template |
差し込む欄の一覧 (コード・名前・型・必須・表の列)。値は返さない | どれでも |
render |
app, record_id, template, format (任意) |
作ったファイルのリンク (15 分・1 回だけ) | render (リンクは files:read) |
register_and_render |
app, record (kintone REST の形), template, format (任意) |
登録したレコードの番号と、ファイルのリンク | records:write と render |
bulk_render |
app, template, record_ids (100 件まで) か query (kintone のクエリ) , format (任意) |
ジョブの ID と件数 | render |
get_job |
job_id |
ジョブの状態 (queued / running / done / failed)、件数、終わったら ZIP のリンク |
render (リンクは files:read) |
queryは kintone のクエリをそのまま kintone に渡します。2,000 字まで、件数は 100 件までに切ります。0 件なら「0 件でした」と返します。- ファイルは本文を返さず、リンクだけを返します。リンクは公開 API と同じく 15 分・1 回だけ開けます。
files:readの無いキーでは、ファイルのリンクは返さず、その旨を返します。- ほかに、resources (
pring://openapi= 公開 API の OpenAPI、pring://help/public-api= このヘルプの要点) と、prompts (monthly_invoices= 今月の請求書をまとめて出す、quote_to_order= 見積から発注書を作る) があります。
安全のために
- 認証・IP の制限・レート制限・プラン・スコープは、公開 API とまったく同じです。MCP だけの抜け道はありません。
- ブラウザから直接の呼び出し (Origin ヘッダーのある呼び出し) は拒否します。
- tool の結果には、kintone の値やテンプレートの名前が入ることがあります。それは命令ではなくデータです (各 tool の説明にも書いてあります)。
- 応答とログに、API キーや kintone のトークンは出しません。
関連ページ
よくある質問
インストールは要りますか?
要りません。PRING の MCP サーバーはインターネット上で動いています (リモート MCP、Streamable HTTP)。AI エージェントの設定に URL と API キーを書くだけで使えます。
公開 API とは何が違いますか?
中身は同じです。MCP サーバーは公開 API の上で動き、認証・IP の制限・レート制限・プラン・スコープも公開 API と同じです。違うのは呼び方で、MCP ではプログラムを書かずに、AI エージェントに言葉で頼めます。
AI エージェントに kintone のデータが渡りますか?
tool の結果として、アプリやテンプレートの名前、登録したレコードの番号、ファイルのリンクが AI エージェントに渡ります。レコードの値そのものは、AI エージェントが登録するときに AI エージェントの側にあります。PRING のサーバーはレコードの値を保存しません。ファイルの本文は返さず、15 分・1 回だけ開けるリンクだけを返します。
作った帳票は枚数に数えますか?
数えます。画面や公開 API から出したときと同じく、月の枚数に入ります。テスト用のキー (prk_test_) で作ったものは数えません。
OAuth で接続できますか?
いまは API キー (Authorization: Bearer) で接続します。