明細が増えても崩れない帳票にする
明細の件数が帳票の明細欄より多いとき、どうなるかはテンプレートの「明細が多いとき」で決まります。「ページ複製」は次のページに続け、「固定 (余りは捨てる)」は欄に入る分だけを出し、「行を増やす」は表を件数ぶん伸ばします。並べ替え、合計を最終ページだけに出す設定、グループ化、明細を右へ並べる「縦」を組み合わせて、帳票の形を保てます。
明細 (kintone のサブテーブル) の件数が多くて、帳票の明細欄に入りきらないことがあります。そのとき帳票がどうなるかは、テンプレートの設定「明細が多いとき」で決まります。方式は 3 つあり、帳票の種類に合わせて管理者が選びます。
3 つの方式
| 方式 | 向く帳票 | 何が起きるか |
|---|---|---|
| ページ複製 | 1 ページに入る明細の行数が決まっている、納品書や請求書などの伝票 | 明細が収まらないとき、印刷範囲のページをまるごと下に複製して続きを書きます。固定の文言・書式・結合・行の高さ・画像が各ページに入り、印刷範囲は最終ページまで広がり、ページの境目で改ページされます |
| 固定 (余りは捨てる) | 欄の大きさや位置を変えたくない、レイアウトが決まっている注文書など | テンプレートの明細欄の行数までだけ書きます。余った明細は出力されず、ほかのセルも動きません |
| 行を増やす | 件数によって明細が伸び縮みする請求書・納品書 | 明細の 1 件分のブロックを、件数ぶんに増やします。書式・結合・行の高さ・固定の文言・数式がコピーされ、明細の下のセルは下へずれます |
どの方式で出るかは、テンプレートを登録した管理者の設定です。思っていた形と違うときは、管理者に 明細のレイアウトを設定する のページを見てもらってください。
あわせて使える設定
3 つの方式に、次の設定を組み合わせられます。
並べ替え
明細の並び順を決めます。フィールドを複数指定でき、上から順に適用されます (例: 得意先の昇順、同じ得意先の中では日付の昇順)。3 つの方式のどれでも使えます。並べ替えるフィールドの値が両方とも数として読めるときは数の大小で、そうでないときは文字で比べます。同じ値の明細は、もとの順のままです。
合計を最終ページだけに出す
「ページ複製」で複数ページになるとき、合計欄のように最後に 1 回だけ出したいセルは、「最終ページだけに出す (複数ページになるとき)」にできます。最終ページ以外では、そのセルは空になります。この設定は、1 つのセルにフィールドを入れる対応付けで使います。
ページの下に置いた SUM などの数式は、各ページにコピーされ、参照がそのページの行の分だけずれます。
グループ化
「行を増やす」のとき、得意先や月のように値が変わるところへ、区切りの行を入れます。区切りには、テンプレートに用意した「合計」の行と「見出し」の行がコピーされます。区切りは前の明細と値が変わったところに入るので、同じフィールドで先に並べ替えておきます。同じ行を使う明細が 1 つのときだけ使えます。
縦
明細の向きを「縦」にすると、1 件が 1 列になり、右へ増えます。月ごとに列を並べる月次推移表のような帳票で使います。「行を増やす」では列が増え、列の幅・書式・結合・固定の文言がコピーされます。「ページ複製」では次のページの同じ列に続き、「固定 (余りは捨てる)」では欄に入る分だけを出します。
隣り合う明細は一緒に増える
行が重なる複数の明細は、「行を増やす」で 1 つのまとまりとして一緒に増えます。
どの設定を選ぶか
| こんなとき | 選ぶ設定 |
|---|---|
| 件数が増えたら次のページに続けたい。合計は最後のページだけに出したい | 「ページ複製」+「最終ページだけに出す」 |
| 欄の大きさや位置を変えたくない。余りは出さなくてよい | 「固定 (余りは捨てる)」 |
| 件数ぶんだけ表を伸ばしたい | 「行を増やす」 |
| 得意先ごとなど、値が変わるところで区切りたい | 「行を増やす」+ グループ化 (先に同じフィールドで並べ替え) |
| 月を右へ並べたい | 明細の向き「縦」+「行を増やす」 |
| 明細の順番をそろえたい | 並べ替え (どの方式でも) |
設定の手順と、帳票ごとの設定例は 明細のレイアウトを設定する にあります。一覧で絞り込んだレコードを 1 枚にまとめる出し方との使い分けは、集計出力を設定する で説明しています。
気をつけること
- 「固定 (余りは捨てる)」では、欄より多い明細は帳票に出ません。明細が欄に収まるかを、出力して確かめてください。
- 「行を増やす」では、明細の下の合計の式 (SUM) の範囲を、明細の次の空行まで含めておきます (例: SUM(B10:B11))。含めないと、行が増えても合計の範囲は広がりません。
- ページ複製で各ページにコピーされるのは画像までで、図形 (オートシェイプ) は複製されません。
関連ページ
- 管理者向けの設定: 明細のレイアウトを設定する (帳票ごとの設定例つき)
- 一覧から 1 枚にまとめる: 集計出力を設定する
- 出力の基本: レコードから PDF / Excel を出力する
- ガイド: 明細が増えても崩れない: 複数ページ・固定・行挿入の 3 つの方式
- エラーが出たとき
よくある質問
明細が 1 ページに収まらないと、どうなりますか?
テンプレートの「明細が多いとき」の設定で決まります。「ページ複製」は次のページに続け、「固定 (余りは捨てる)」は欄に入る分だけを出し、「行を増やす」は表を件数ぶん伸ばします。
合計が全部のページに出てしまいます。
合計のセルに「最終ページだけに出す (複数ページになるとき)」を設定すると、最終ページ以外では空になります。管理者に設定を頼んでください。
明細が途中で切れて、最後の数件が出ません。
「固定 (余りは捨てる)」では、欄の行数を超えた明細は出力されません。「ページ複製」か「行を増やす」に変えると、すべての明細が出ます。管理者に変更を頼んでください。
明細の並び順は変えられますか?
並べ替えをテンプレートに設定できます。フィールドを複数指定でき、3 つの方式のどれでも使えます。