承認の記録と承認ステップごとの印影
アプリに承認者 (ユーザー選択) と承認日時 (日時) のフィールドを承認の回数ぶん用意し、設定画面の「印影」タブ → 承認の記録で、承認のアクションごとにその欄を割り当てて保存します。以後、レコード詳細画面で承認のアクションを押すたびに、承認者と日時がその欄に書かれ、テンプレートの印影セルに承認者の印影 (登録が無ければ日付印) が承認ステップごとに入ります。承認ステップは 1〜10、差し戻しで記録を消すかも選べます。
手順
1. アプリに承認者と承認日時のフィールドを用意する
kintone のアプリのフォームに、承認の回数ぶんの「ユーザー選択」フィールド (例: 承認者1・承認者2・承認者3) と、必要なら「日時」フィールド (承認日時1〜3) を追加します。承認者がその欄を編集できるよう、フィールドのアクセス権を確かめておきます (編集できないと承認の保存がエラーになります)。
2. プロセス管理を有効にしてアクションを決める
アプリの設定でプロセス管理を有効にし、ステータス (例: 未処理 → 課長確認中 → 部長確認中 → 社長確認中 → 完了) と承認のアクション (課長承認・部長承認・社長承認) を作ります。プロセス管理が無効のままだと、設定画面に「プロセス管理を有効にすると設定できます」と出て承認ステップを追加できません。
3. 「印影」タブ → 承認の記録 で承認ステップを追加する
設定画面の「印影」タブを開き、「承認の記録」の「承認ステップを追加」を押します。1 行ごとに、アクション (例「課長承認 (課長確認中 → 部長確認中)」)、承認者の欄 (ユーザー選択のフィールド)、承認日時の欄 (日時のフィールド、任意) を選びます。承認が 3 回あれば 3 行足します (最大 10)。同じ欄を 2 つの承認ステップに使うことはできません。
4. 差し戻しで記録を消すかを決める
「差し戻しで記録を消す」をオンにすると、差し戻し (前のステータスへ戻すアクション) のときに、もう一度承認を通る承認ステップの承認者と日時が空になります。例: 社長が部長確認中へ差し戻すと、部長と社長の記録が消え、課長の記録は残ります。オフ (既定) では前回の記録が残り、再承認で上書きされます。
5. 保存して「アプリを更新」する
「保存」を押すと、接続設定など他の設定を消さずにマージして保存されます。kintone の「アプリを更新」を押すと反映されます。
6. テンプレートの印影セルに承認者の欄を割り当てる
テンプレ編集で、各承認欄のセル (縦横 15mm 前後の結合セルがきれいです) を押し、フィールドに承認ステップの承認者の欄 (例「承認者1 (approver1) — 課長承認」) を選んで「印影として埋め込む」をオンにします。「日付印の日時」が「出力した日時」のままなら、その承認ステップの承認日時の欄が自動で入ります。印影の登録は [印影を登録して帳票に入れる](/ja/help/admin/seal) を参照してください。
7. 承認して出力し、確かめる
レコード詳細画面で承認のアクションを押すと、承認者の欄にログインユーザー、承認日時の欄に現在時刻が入ってレコードが保存されます。出力すると、承認済みのステップの印影セルに承認者の印影 (印影画像が無いユーザーは日付印: 承認・日付・時刻・氏名) が入り、未承認のステップは空のままです。
関連ページ
- 印影を登録して帳票に入れる: 印影の画像の登録と、印影セルの大きさ
- テンプレートを登録する: 印影セルの対応付け
- 出力ファイルの監査ログ: 出力の記録
- サポートに問い合わせる
よくある質問
一覧画面の「ステータスの一括更新」で承認したとき、記録されますか?
記録されません。承認者と日時が書かれるのは、レコード詳細画面でアクションのボタンを押したときだけです。REST API や他のプラグイン・連携サービスからのステータス更新、モバイル画面での承認も記録されません。
承認したのに欄が空のままです
承認者がその欄の編集権限を持っていないと保存がエラーになります。フィールドのアクセス権で、承認者が承認者の欄と承認日時の欄を編集できるようにしてください。また、設定後にプロセス管理のアクション名やステータスを変えた場合は、「印影」タブで承認ステップを選び直して保存します。
差し戻した後も前の印影が残ります
既定では差し戻しで記録を消しません (再承認で上書きされます)。差し戻しで消したいときは「差し戻しで記録を消す」をオンにして保存してください。
承認ステップは何個まで設定できますか?
1〜10 個です。承認が 3 回あれば 3 個、「承認ステップを追加」を押して足します。
承認の記録は改ざんを防げますか?
いいえ。承認者と日時の欄は、権限があれば手で書き換えられます。見た目の押印のための記録です。必要なら、承認者以外はその欄を編集できないようにフィールドのアクセス権を設定してください。