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販売アプリセットの使い方

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販売見積から入金まで、書類ごとの7つのアプリを上流の番号でつないで進めます。販売契約は見積の次、受領発注書の前です。前のアプリの詳細画面で「次の書類を作る」を押すと、上流の番号が入った次の書類の作成画面が開きます。販売契約は承認の流れ (未申請 → 承認待ち → 決裁待ち → 承認済) を通り、販売見積は承認を使うかを選べます。書類自身の番号は手で入力します。

流れと各アプリの役割

販売アプリセットは、書類ごとに1つ、あわせて7つのアプリでできています。上から順に、前のアプリの番号を次のアプリに引き継いで進めます。契約は、見積の次、お客様の発注書を受け取る前に結びます。

順 アプリ 自分の番号の欄 役割
1 販売見積 見積番号 営業が、お客様への見積を明細つきで作ります。顧客名と件名は必須です
2 販売契約 契約番号 見積どおりの契約を、締結した原本とともに残します
3 受領発注書 受注番号 お客様の発注書を原本として添付し、受注として登録します
4 納品書 納品書番号 受注に基づく納品書を作り、お客様が受け取ったかを記録します
5 販売請求書 請求書番号 納品に基づく請求書を作ります。支払期限は必須です
6 債権管理 管理番号 請求ごとに、入金期日・入金日・入金額・入金の状況を管理します
7 販売管理 案件番号 案件ごとの書類の一覧と、請求・入金の合計をまとめます (案件まとめアプリ。作成画面では「繋がり管理」と表示されます)
  • 販売見積・納品書・販売請求書は、明細の数量と単価から金額が計算され、小計・消費税・合計も計算されます (税率の初期値は 10%、消費税の端数は切り捨て)。受領発注書は、お客様の発注書の数字を入力します。
  • 各書類の番号は、人が入力します。必須で、同じ番号は使えません。番号の自動採番はありません。付け方 (例: QT-2026-0001) は会社で決めてください。

誰が何をするか

担当者・納品担当・請求担当の欄には、新しいレコードを作った人が最初から入ります。承認がある販売契約 (と、承認を使う場合の販売見積) では、申請する人が承認者と決裁者を選びます。

役割 すること 主なアプリ
営業 (担当者) 見積を作り、契約を結びます。承認があるときは、承認者と決裁者を選んで「申請」を押します。契約書の原本 (締結済み) を添付します 販売見積・販売契約
承認者 内容を確かめて「承認」を押します。直す点があれば「差し戻し」を押します 販売契約
決裁者 最後の判断として「決裁」を押します。「差し戻し」もできます 販売契約
営業事務 お客様の発注書を添付し、お客様の発注番号・受領日・希望納期・明細・合計金額を入れて受注として登録します 受領発注書
納品担当 受注に基づく納品書を作ります。お客様が受け取ったら、「受領の状況」「受領日」「受領者」を入れます 納品書
経理 (請求担当) 納品に基づく請求書を作り、債権管理で入金を管理します 販売請求書・債権管理・販売管理

初期の権限は、アプリを作った人がアプリの管理とレコードの削除まで、そのほかの全員がレコードの閲覧・追加・編集・書き出しです。役割や部署で絞るときは、kintone のアプリの権限で設定します。

次の書類へ進める

  1. 上流のレコードの詳細画面を開きます。画面の上に「書類の流れ」が出て、前の書類・この書類・これからの書類が並びます。
  2. 「次の書類を作る: ○○」を押します。
  3. 次のアプリの作成画面が開き、上流の番号が LOOKUP の欄に入って取得されます。件名と顧客 (契約相手・顧客名など、顧客にあたる欄) が引き継がれ、「上流の書類 ○○ から引き継ぎました」と表示されます。
  4. その書類自身の番号 (契約番号など) と、残りの必須の項目を入力します。画面の上に「次に入力: ○○」と次の必須項目が出て、すべて入れると「必須の項目は入力済みです。保存してください」に変わります。
  5. 保存します。次の書類がすでにあるときは、ボタンが「○○を開く」に変わります。

承認済の販売契約の詳細画面。上に、書類の流れ (販売見積から債権管理まで)、「次の書類を作る: 受領発注書」のボタン、帳票の「契約書」ボタン

受領発注書の作成画面。上流の契約番号が LOOKUP の欄に入り、「上流の書類 SC-2026-0014 から引き継ぎました」と「次に入力: 受注番号」が出ている

下流のアプリが上流の番号を入れる LOOKUP の欄は、次のとおりです。いずれも件名と顧客が引き継がれます。

下流のアプリ 上流の番号を入れる欄 (LOOKUP)
販売契約 見積番号
受領発注書 契約番号
納品書 受注番号
販売請求書 納品書番号
債権管理 請求書番号
  • 「次の書類を作る」は、承認の状況にかかわらず出ます。販売契約の承認が済んでから受領発注書へ進む、といった順番は運用で決めてください。ステータスが「承認済」になると、画面の一言が「承認が済みました。次の書類に進めます」に変わります。
  • ボタンを使わずに、次のアプリを直接開いて LOOKUP の欄に上流の番号を入れ、「取得」を押しても同じようにつながります。
  • 明細の合計と合計の欄が違うときは、作成・編集画面に「明細の合計 ○○ と 合計欄 ○○ が違います」と注意が出ます。保存は止まりません。

承認とステータス

承認の流れがあるのは販売契約で、販売見積は承認を使うかを選べます (初期状態では使いません)。受領発注書・納品書・販売請求書・債権管理に承認の流れはなく、状況は各アプリの欄で管理します。

PRING 標準の流れ

管理者がセットを作るときに「PRING 標準 (申請者 → 承認者 → 決裁者)」を選んだ場合の、ステータスと操作です。承認者と決裁者は、レコードの「承認の依頼先」にある「承認者」「決裁者」の欄で選びます (どちらも必須)。

ステータス 意味 次に進める人と操作
未申請 入力中です。まだ承認に回っていません 申請者が「申請」を押すと「承認待ち」になります
承認待ち 承認者の確認を待っています 承認者が「承認」を押すと「決裁待ち」、「差し戻し」を押すと「未申請」になります
決裁待ち 決裁者の判断を待っています 決裁者が「決裁」を押すと「承認済」、「差し戻し」を押すと「承認待ち」になります
承認済 承認が済みました。次の書類に進めます —

最初のステータスの名前を kintone が変えられなかったときは、「未申請」の代わりに kintone 既定の「未処理」になっています。意味は同じです。

承認の流れの作り方

セットを作るときに、承認があるアプリごとに、管理者が次の4つから選びます。

  • 承認を使わない: ステータスのないアプリになります (販売見積の初期値です)。
  • PRING 標準 (申請者 → 承認者 → 決裁者): 上の表のとおりです。組織の設定は要りません (販売契約の初期値です)。
  • 組織から組み立てる: 承認ステップを1から5まで作ります。ステップごとに、「組織で決める」(組織・役職・承認の人数。誰か1人が承認するか、全員が承認するかを選びます) か「レコードの欄で選ぶ」を選びます。ステータスは「未申請 → 承認待ち 1 → 承認待ち 2 → … → 承認済」になります (ステップが1つのときは「承認待ち」)。アクションは「申請」「承認 1」「承認 2」…と「差し戻し」で、差し戻しは1つ前に戻ります。役職を選んだステップは、作成した時点でその役職の人が担当者になります。
  • 既存アプリの承認の流れを取り込む: この kintone にある別のアプリの、ステータスとアクションをそのまま使います。

承認の記録と印影

承認のアクションを押すと、承認者と承認日時がレコードの「承認の記録」(閉じたグループ。記録があると詳細画面で開きます) に書かれます。PRING 標準では、1つめが承認者、2つめが決裁者です。帳票 (見積書・契約書) には承認の印影欄があり、承認した人の印影 (登録がなければ日付印) が入ります。差し戻すと、もう一度承認を通るステップの記録は消えます。

承認の記録が書かれるのは、レコードの詳細画面でアクションのボタンを押したときだけです。一覧の「ステータスの一括更新」やモバイル画面での承認は記録されません。

承認のないアプリの状況の欄

アプリ 欄 選択肢
販売契約 自動更新 あり / なし (初期値はなし)
納品書 受領の状況 未受領 (初期値) / 受領済
債権管理 入金の状況 未入金 (初期値) / 一部入金 / 入金済

納品書の「未受領」と、債権管理の「未入金」(未入金と一部入金) は、一覧の切り替えで絞り込めます。

出力される帳票と保存先

帳票は、レコードの詳細画面の帳票名のボタンを押して出力します。PDF はプレビューで確かめてから、「ダウンロード」か「添付ファイル欄に保存」を選びます (レコードから PDF / Excel を出力する、PDF をプレビューして、ダウンロードか添付ファイル欄に保存する)。ファイル名は「帳票名_番号」(例: 見積書_QT-2026-0001.pdf) です。

アプリ 帳票 PDF の保存先
販売見積 見積書 (承認の印影欄あり) 「出力した書類」の欄
販売契約 契約書 (承認の印影欄あり) ダウンロード。「契約書の原本 (締結済み)」の欄は締結した書類を入れる欄です
受領発注書 注文請書 ダウンロード。「お客様の発注書 (原本)」の欄はお客様の書類を入れる欄です
納品書 納品書 「出力した書類」の欄
販売請求書 請求書 「出力した書類」の欄
債権管理 入金通知書 「出力した書類」の欄
販売管理 売掛金残高表 (顧客別) ダウンロード。一覧画面で絞り込んで出力します
  • 「出力した書類」の欄は、レコードの最後にある閉じたグループ「PRING の設定」の中にあります。PDF を出し直すと、前のファイルは消えて新しい PDF だけが残ります。
  • 契約書と注文請書には、初期状態では保存先が設定されていません。ダウンロードして使います。保存したいときは、管理者がテンプレートの「添付保存先」を設定します。
  • セットの帳票の PDF には、文書 ID と埋め込む前の SHA-256 がメタデータとして入ります。
  • 管理者がファイルログアプリを作っていると、出力・添付・ダウンロードのたびに、日時・版・ファイル名・SHA-256 が記録されます。売掛金残高表を除く帳票では、取引年月日・取引金額・取引先もあわせて記録されるので、ファイルログアプリの一覧から日付・金額・取引先で探せます (出力ファイルの監査ログ)。

案件を通して見る

管理者が「書類のつながり」を設定したアプリでは、レコードの詳細画面に「書類のつながり」のボタンが出ます。押すと、販売見積から債権管理までの書類が段ごとに並び、書類の番号・ファイル・版・承認者・日付・金額・照合の結果、欠けている書類が1画面でわかります。上には案件番号 (販売見積の見積番号)・件名・請求の合計・支払済の合計・未払いの合計が出ます。販売では、販売請求書の合計が「請求の合計」、債権管理の入金額が「支払済の合計」に入り、その差の「未払いの合計」がまだ入金されていない額です。

  • 「証憑一式 PDF」: 表紙のあとに各書類の PDF を結合した、1つの PDF をダウンロードします。
  • 「案件まとめに保存」: 案件の合計を販売管理アプリ (案件まとめ) に書きます。

くわしくは 案件のつながりと証憑一式 と 承認の印影・書類のつながり・書類の読み取り・監査ログの見え方 を参照してください。

関連ページ

よくある質問

契約書を作らない取引は、どう進めますか?

受領発注書の「契約番号」の欄は必須ではありませんが、空のままだと書類のつながりに「上流の番号が空です」と欠けが出ます。契約書を作らない取引でも、販売契約のレコード (必須なのは契約番号・契約日・担当者だけで、契約書の原本は空でも構いません) を作って進めると、つながりが途切れません。

販売見積に承認を付けたいです

販売見積は、初期状態では承認を使いません。管理者がセットを作るときに承認の流れの作り方を選んだ場合だけ、ステータスと「承認の依頼先」の欄が付きます。あとから付けるときは、kintone のプロセス管理を設定し、「印影」タブの承認の記録を設定します ([承認の記録と承認ステップごとの印影](/ja/help/admin/approval-record))。

書類の番号は自動で付きますか?

付きません。見積番号・契約番号・受注番号・納品書番号・請求書番号・管理番号は、人が入力します。必須で、同じ番号は使えません。付け方 (例: QT-2026-0001) は会社で決めてください。上流の番号は、「次の書類を作る」から開くと LOOKUP の欄に入ります。

1つの受注を分けて納品します

納品書がすでにある受注では、「次の書類を作る」の代わりに「納品書を開く」が出て、すでにある納品書が開きます。2件目は、納品書のアプリを直接開いて新しいレコードを作り、「受注番号」の欄に受注の番号を入れて「取得」を押してください。書類のつながりでは、同じ受注につく納品書がすべて並びます。

承認したのに、承認者の欄や印影が入りません

承認者と承認日時が書かれるのは、レコードの詳細画面でアクションのボタン (承認・決裁) を押したときだけです。一覧の「ステータスの一括更新」やモバイル画面での承認は記録されません。また、管理者が「印影」タブの承認の記録を一度保存していないと記録されません。

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